化粧品の配合成分
天候に恵まれたし、無事にお弁当も作ったし。
無事に終わってホッとしています。
今週の土曜日は、5歳長女と1歳次女の運動会なので、楽しみ
さてさて。
いきなりですが、みなさんの中で、化粧品の成分に詳しいって方、どのくらいいらっしゃるかな?
毎日使う化粧品だけど、以外に知らないって人、多いのでは
ミラクル、美容のお仕事をしていたくせに、当時は成分についてあんまり詳しくなかったと思う。
反省
んじゃ。ちょこっとお勉強。
平成13年度から薬事法が改正されました。
化粧品に配合されるすべての成分を表示することが義務づけられています。
化粧品の全成分の、表示の順番は配合量の多い順に記載しなければなりませんが、
1%以下の成分は順不同に記載しても差し支えありません。
化粧品の成分って、こんなふうに順番が決まっているんです。
でも でも でもさ
どこまでが1%を超えていて、どこからが1%以下なのか…
そこは表示を見ても分からないよね。
例えば、化粧水を例にあげるとするね。
化粧水って、どの成分が一番多いかというと 水 だよね。
あ。化粧水って言ったが。
これ、 APPS1%以上配合している と
メーカーの社長さんがおっしゃっている美容液なんだけどね。
(使用感も見た目も化粧水っぽいけど、メーカーさんいわく美容液らしい)
※APPS=パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
この美容液が例として一番わかりやすいかなって思って、書くね。
見にくいかな
水、BG、ペンチレングリコール、ベタイン、パルミチン酸アスコルビルリン酸…というように、配合量の多い順に記載されていますね。
でも、薬事法の規制で「1%以下は順不同で記載しても差し支えありません」だったよね
そして、こちらのメーカーさんでは、 「1%以上配合していますよ」
って言ってる。
うーーーん
分かるかな
もしも、配合されているのが1%だったら
1%以下は順不同でいいわけだから、1%以下の成分の中で一番先に書いていいってわけだよね。
↓
すると、化粧品の成分は配合量の多い順に記載するという知識のある消費者には
「この美容液に入っている全成分の中で、多い順に記載してあるわけだから、前の方に書かれているこの成分(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)は、この中に高濃度入っている」
と印象を与えることができる。
(だから、あえて、前の方に書いちゃえというメーカーの意図)
というからくりが起きうる。
1%以下は順不同でも差し支えない
なんて、フツー消費者は知らないもんね。
しかも、成分中、どこまでが1%を超えているかなんて、
パッケージの成分みただけじゃフツーわかんない。
あ、補足。
成分を表示する義務はメーカーにあるけれど、
どのくらいの量が入っているかを表示する義務はないんだよね。
だって、ここは、企業秘密ゾーンだから。
量とか表示したら、他社に真似されちゃうでしょ。
電話などで問い合わせても、教えてくれるメーカー、いないと思うよ
この美容液の、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naの配合量を推測するキーは、
次に表示されているα-アルブチンの量かな~。
α-アルブチンは、ハイドロキノンの誘導体。ま、美白作用がある成分ですね。
濃度が高いと効果も高くなるものの、それだけに刺激も強い成分です。
刺激のことを考えると、この美容液は敏感肌の人でも使える処方にしてある(メーカー談)
そうなので、α-アルブチンは1%以下の配合が妥当な気がします。
(市場では2%までという規制があるようです)
コスメの裏を読めるようになると、
面白いよね
こちらの美容液。
配合量はわかりませんが、あくまでも、
1%以下の説明に最適だったので、
例にあげてみただけですので